聞けば納得!女性ホルモンとアルコール依存症の関係

なんでもホルモンホルモン言い過ぎ!とも思いますが、実際に特に女性はホルモンに大きく左右されるものです。

生理前は特にホルモン分泌でバランスが乱れてニキビができる、イライラするなど、生活に支障とまではいかないにしろ大いに「これが平坦であったなら、どれだけ平穏で楽か」とも思います。

そんな厄介な女性ホルモンもアルコール依存症とも関係します

女性ホルモンはアルコール分解機能を低下させる働きがあり、生理前などのイライラする時期に、ついつい気分転換で一杯のつもりが悪酔いに繋がったという事は女性なら大抵の人は経験しているかと思います。

これは、女性ホルモンの影響で感情の起伏が激しくなったところにアルコールが入り、そのアルコールの分解を妨げられたせいです。

女性がアルコール依存症になりやすいのは、女性ホルモンの働きでアルコール分解を妨げて体内に長くアルコールが停留するからです。

そのため、内臓疾患も起こしやすいのです。これらの物質的な条件だけでなく、女性というのは感情的になりやすいのですからアルコールの酩酊状態は非常に心地よく、酔った勢いで発した言葉や解き放った感情は癖になるのではないでしょうか。

女性なら誰でもそうとは言いませんし、酔うこと自体が嫌だという人も多いでしょう。

しかし、アルコール依存症を患う女性には、解決できない悩みを抱えていたり、もしくは元々不安定な人が多いのです。

真剣な悩みや不安からできた感情の乱れはアルコールでは解決できないのですから、ほんのいっときの酩酊状態で発散したと思い込み、飲酒を繰り返すようになります。

それが次第に量も増えて、行動も派手に変わります。

女性のアルコール依存症患者の変化に『性的な行動を起こす』というものがあり、これがまた醜いのです。

悲劇のヒロインにでもなったかのように、はたまた普段の冴えない自分を払拭するかのように男性にしな垂れたたるなど、実に後味の悪そうな酔い方をしてしまうのです。

そうなればクダを巻き、鼻を赤くして禿げ上がったアルコール依存症のオッチャンの方がまだマシです。

性的な行動を起こすアルコール依存症の女性は、普段から副交感神経の働きが活発で女性ホルモンの分泌も安定していたなら絶対に飲酒行動だって大人しくなるはずです。

話はずいぶんと逸れましたが、それだけ女性は心も体もホルモンの影響を受けるということです。

女性ホルモンの影響なだけに、やはり年齢を重ねる毎に飲酒行動も変わってきます。

しかし、女性ホルモン分泌が停滞する頃には内臓にも大きなダメージが来ていることが多いのです。

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女性のアルコール依存症に陥る量は?

女性で、単に酒好きからアルコール依存症になるまでの量というのは決まっていないし、それは女性に限りません。どちらでも言えるのが、毎日泥酔するほどの量ということです。

最初は疲れをとるのに一杯で済んでいても徐々にアルコールへの耐性ができて、コレはマズいかも?と思った時には泥酔しなければ眠れないほど大量のアルコールを摂取していることになります。

その、量というのも人によって様々であり一概には言えないので、泥酔して寝入ってしまう量を飲む…と言った表現が一番適切かと思われます。

女性がアルコール依存症になるには男性の2倍のスピードと言われていて、だから男性のアルコール摂取量の半分でアルコール依存症になるということでもありませんし、男性が酔うまでの半分のペースで女性は酔い潰れてしまうわけでもないのです。

しかし、女性のアルコール依存症は肝硬変など内科系の疾患にかかりやすいということ。

よく、身を持って写真を公開している重度のアルコール依存症患者の写真がありますが、女性が多いように見えます。

『アルコール依存症の恐怖』と、痩せ細り、実年齢よりもずっと歳に見え、ベッドから起き上がることのできない状態の女性の画像はネットで見かけるし、その摂取量を見ても、確かに大量ではあってもケタ違いな量とも言えないような気もします

「アルコール依存症ではそれくらい飲むでしょう」とさえ思う量です。もちろん男性でも同じ状態の画像は見ますが、本当にボロボロなるまでに時間がかかっています。

たまたま画像を提供してくれた人がそうだったのかもしれませんが、どうあれ量をとっても時間をとっても女性の方がリスクが高いのでしょう。

健康調査で女性は、男性のアルコール摂取量の3分の2が望ましいとあります。

生活習慣病の予防を指すのものでありアルコール依存症予防ではありませんが、純アルコール量が20g~40g以内の量であれば健康的な飲酒と言えます。

20g~40gというと、アルコール分5%のビールなら500mlで純アルコール量25%に達します。

その25%が1単位であり、ワインや日本酒なら180ml、焼酎であれば110mlで1単位です。

そう基準を設けると飲酒量は計算しやすく、ストップもかけやすいのではないでしょうか。

純アルコール量40gギリギリで飲んだ時や、少し出たとしても「もっと飲みたい。酔えない」という強い欲求が出るようなら、アルコール依存症になる恐れがあるとみなしても良いのではないでしょうか。

禁酒日を設けるいい機会にもなります。数字と量で計れば確かに少ない気もしますが、女性はアルコール依存症になりやすいし、その先の内臓疾患のリスクも考えたら、適度な飲酒が一番ですね。

アルコール依存症女性のブログ

ブログとは、本来人に見せる物ではない日記を公開して書き綴るのですから実に奇妙で構ってちゃん丸出しな物だとあざ笑っていましたが、そんな単純な話ではないのですね。

情報の公開の場所として見るべきなのですね!「アルコール依存症を患い、断酒◯年目!」などと綴られたブログなんて、本当にためになります。

面白い事に、同じアルコール依存症患者でもブログとなると女々しさが目立つのは男性の方に見えます。

言葉は悪いですが、ちまちま書くクセに所々で強がりを見せる文章は、まさに読めた物ではありません。

読む側を気遣ってでしょうか?ついつい「イタイんだよ!」と突っ込み、プイと顔を背けてやりたくなる文面は、ショボイ面構えとうだつの上がらない悲壮感が目に浮かびます。

女性のアルコール依存症患者のブログも似たような物ですが、女性だから許されるのでしょう。読むに耐えない女々しい文章だろうと、実際に女なのですから

その、読めた物ではないブログが役に立つ点というのが、アルコールに走った経緯や心情、どのようにしてアルコールが身近にあり、自分が酔い潰れていたその時の周りの状況、それでも生活していく家族や、自分を置いて通り過ぎた会社や同僚の様子など事細かに記されています。

そして、それだけアルコール依存症が大変な病気なのに、どうしてまたお酒を飲んだか…。

中には、薬を飲みながらも淡々とお酒に手を出して二日酔いが続く日々も綴られていて、アルコール依存症とは、いかに深刻なのだと改めて実感させられます。

女性のブログで見て取れるのが、家庭内の問題です。仕事をしている人でも、やはり最後に行き着く理由が家庭が絡む人間関係。

その背景には、万が一にも仕事からは逃げられても、家庭が絡む近しい関係からは逃げられないという、謂わば強迫観念のような気配さえ感じます。

しかし、強迫観念ではなく確かに女性は仕事をしていようが、家庭内の問題は実際に自分の身とは一心同体であり、逃げられるものではありません。特に、子供が居るなら余計に。

女性のブログを見ると、お子さんのご飯も作れないほど酔い潰れたり、あまりにも酒癖が悪くお子さんと引き離されてしまった人は、大抵の場所は虐待や育児放棄をしたいのではなく、全くの逆なのですね。

子供を愛しく大切に想い、でもアルコール依存症が邪魔をする悲痛な様が綴られています

そして、そのような女性はアルコール依存症だけがお酒を求めるのではなく、何か途轍もなく大きく根深い問題がアルコールを要求しているように見えるのです。

ブログは、何が必要か?先ずは治療と、何を手放さず、何から解放されるかを考えさせてくれます。ただ一つ言えるのが、本人はブログなんて書いても回復には繋がらないことです。

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