アルコール依存性は恥ずかしい!

アルコール依存性は、人に迷惑をかけていなく、かつ自分でも納得していれば何の問題も無いとは思うんです。

そんな人にとっては依存ではなく共存なんだから、アルコール依存性という言葉さえ不要なほどです。でも、たいてい違うのです。

人に迷惑をかけて、酔っ払って気が大きくなってから「飲んで何が悪いの?」と言うのです

私がそうでした。16歳の頃から酒を抵抗なく美味しいと感じて、飲んでいない時と飲んでいる時の心境が大きく変わるのが良かったです。

楽しい席も、酒が入ると何倍も楽しくなるし、普段発散させられない思いもぶつける事ができたり

きっと、私はアルコール依存性になった原因は気の弱さかな?と思うのです

太宰治の人間失格の主人公のような、いつもビクビク…とは違いますが何か、秘めた弱さがあって酒が入った時だけ楽になるという心境でしょうか。

そして、一番の大きな原因は「若かった。許して、面倒を見てくれる年上の恋人が常にいた」というものです。

何といううぬぼれかと思われるのは承知ですが、抜きん出て美しくなかったとしても、こういったケースはよく有るのだそうですし、とても共感できますし、引き返すポイントも分かったし、いわば正しく起こっていたと言っても過言ではないので良い教訓になる事と思います。

抜け出せた人に限りますが。初めてお酒の飲み方が良くないと思ったのが17歳の時。凄く飲んで酔ってしまい、カラオケボックスのトイレで目を回して嘔吐。彼には内緒で合コンでした

一緒にいた友達も結構飲んでいて、私ほど飲めないものの酔っていました。

男性陣に帰りは送ると言われたのですが、私は彼氏に会いたくなって友達に「彼氏を呼ぶ」と言って、当時はまだ携帯電話はなかったので転びながら電話ボックスに行きました。

「知らない男と飲んでて、みんな酔っ払ってんの。危ないから来て」といった、しらふでは考えつかないマネをしたのです。

彼が迎えに来た事、怒られた事、友達は私が帰ったのも覚えていなく、結局皆でカラオケボックスで寝ていたという事でした。

先に帰った事に関しては怪しく思った彼が迎えに来たのだろうとしか思っていなかったと

でもこの時、私はどうして皆に迷惑がかかるかもしれない事をしたのだろう?と少し引っかかりました。

酒が入っていたとは言え、少しメチャクチャだと。このメチャクチャな心理が、アル中に陥るきっかけでした

メチャクチャにしたい心理

築いたものをメチャクチャにしたいという訳ではありませんが、どうもお酒を飲んでしまうと破滅型になるのでしょうか。

私はこの時で充分「飲むとバカをしてしまう」という自覚もありました。かと言って、取り返しのつかない事をしでかすまではいかないのです。ちょっとかき回すくらい。

この心理は、もしかしたら今で言う「かまってちゃん、察してちゃん」に近い気がします

どこか満たされない感があるのか、何か重大な悩みでも抱えていたとか、心に引っ掛かりがあるのか。

でも、きっと年齢を考えると引き金になった事というのはあまり意味を持ちません。ただ流されていっただけでしょう

バカで浅はかな自分に。18歳、高3の夏休みはほとんど毎日飲みに出かけていました。

そこで、ワインはあまり好きではなかったのを美味しいから試してみてとお土産で貰ったのが、「一人で飲む」という事を覚えさせました。そして、一人で飲んでも何かやらかす事も。

よく考えたら私はしょっちゅう男性とのトラブルを起こしていました

誰かとのみに行けば、彼から電話がかかってきて「どこに居るんだ?なにしてるんだ?」から始まり、それが無くてもいつも内心はヒヤヒヤしていたのかもしれません。

そうヒヤヒヤするのも多感な若い時期ということもあって、余計に酒とは深い付き合いになったのでしょう。

貰ったワインを一人で飲み、仕事が終わって電話をしてくる彼に「昼間っから飲んでんのか」と、呆れられながら美味しいと感じるまで飲んだ時にはもう、一人で飲むとか昼間とか関係無く何か壊れたような、自由になったような、自分が自分ではないような感覚が心地良くなっていました。

しらふの時に、自分はいつも何か我慢しているのか?と考えたこともありましたが特にそんな事も無く、ただフワフワとしながらメチャクチャにしたいという願望に近い気がしたのでした。

 

 

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